Teddyです。
今回は僕が初めて一人で登った山について紹介したいと思います。
※ブログ開始以前のお話なので写真少な目です。
ある金曜日の仕事終わりに車を運転していると、ふと思いました。
あ、明日山に行こうかな~
と。
時期は9月頭。標高の高い山はもう秋にグッと近づく季節。爽やかな緑を目に納めて夏登山を締めくくろうと考えた結果、ターゲットにした山はこちら。
会津駒ケ岳
会津駒ヶ岳は、福島県南会津郡檜枝岐村(ひのえまたむら)に位置しております。
この山が鎮座する檜枝岐村は日本有数の「特別豪雪地帯」に指定されており、冬季は300cmを超える積雪もある山奥に位置した村です。
冬場はスキーのメッカとなり、夏場も平均最高気温が25℃と大変過ごしやすく、尾瀬国立公園の散策やたくさんの温泉を楽しむことが出来ます。
そもそも会津駒ケ岳をターゲットとした理由、それは
写真で見るようなさわやかな夏の稜線を歩きたい!!
というミーハーな考えが頭を過ぎったからです。
まだ登山を始めて2ヶ月ほどでしたから、やっぱり有名どころに目が行ってしまったんです。「有名どころ=人がいる」ので、道を間違える等の心配が減る分正解な気もしますが。会津駒ケ岳には、それはそれはきれいな稜線があり、さらに山頂付近には湿地帯が広がっているとのことでしたので僕の好みに どんぴしゃ だったのです。
出発
行くと決めたらそそくさと準備。午前6時登り始めを目標にして、午前2時30分頃に自宅を出発しました。東北自動車道を北上して西那須野塩原ICへ。深夜ドライブなのでスイスイです。
西那須野塩原ICから檜枝岐村へはおおよそ100kmの道のり。2時間弱ですね。運転に気をつけながら淡々と進むのみです。ここで注意なのが、塩原温泉街を過ぎるとコンビニが激減します。というかありません。あったとしても午前7時から営業開始がほとんどです。西那須野塩原ICから塩原温泉街まではおよそ17kmですので、早朝に行かれる方はその間にある24時間営業のコンビニに寄っておく事をおすすめします。
滝沢登山口に到着
午前5時30分頃に檜枝岐村に到着です。国道352号線沿いから滝沢登山口駐車場へ。おおよそ1kmほど車で上まで登れます。意気揚々と上まで車で登ったのですが、朝5時30分なのに既に上部の駐車場は満車・・・
登山口に近い駐車場はあきらめて500mほどUターンした駐車場へ。皆さん車中泊とかなんでしょうかね?上のほうの駐車場を狙う場合はかなり早めに到着するか前泊が必要そうです。
登頂開始
いざ登頂開始。登山口は登りやすく整備されていますね。
今回はこちらのコースを歩きます。まっすぐなコースと等高線の雰囲気から予想はしていただけると思いますが、地味に傾斜があります。
体重がある僕にはなかなか辛い。登り始めは爽やかな朝を満喫していたのですが、すぐに汗がじわじわと・・・
この後、水場がある場所まで約1時間、樹林帯を彷徨います。
水場に到着
さまようこと1時間。念願の水場がある広場に到着しました。
ここから少し道を逸れて水場(飲料可能な湧き水ポイント)に向かうのですが、この道がなかなか急!
踏み外さないように気をつけて道を進んでいきます。
3分ほど下ると水場が見えてきました。
滾々と流れ出る水!キンキンに冷えていて火照った体を冷ましてくれます。
生き返った・・・
視界がひらけた!
休憩もそこそこに再び登ります。ここからが正念場。傾斜のある樹林帯が続きます。
水場のポイントから30分ほど登るとついに広々とした空が!
いいですね。何がいいかって風が通るんですよ。
僕、暑がりなので風が抜けにくい森林の中だと汗をかいて体力消耗しやすいんです。
霞みがかった山々が神秘的です。本当はもっと水墨画のような美しい風景だったのですが、体力が奪われたことと写真スキルが皆無という点が重なって残念仕様となっております。
これ以降は木々もまばらになってきて、着々と草原地帯が近づいてきます。この辺から傾斜が緩やかになることに加え、木道が整備されているので登りやすいです。
微妙な写真しか残っていませんでした・・・
会津駒ケ岳と山小屋
なんかこんな雰囲気、ジ○リとかで見たことありますよね。思わず「うわ~」って声が出てしまいました。
うん、これが見たかった、夏っぽい風景。
この風景気に入って、しばらく立ち止まって目に焼き付けていました。
こちらの山小屋は駒の小屋さん。素泊まりタイプで宿泊可能(事前の予約が必須)です。
山小屋の周りにはテーブルが設置されており、休憩スペースとして使用できます。
また、裏手にはトイレが設置されています。(1回100円の寄付です)
今度行くときは泊まってみたいですね。
ここから15-20分ほど歩いて会津駒ケ岳山頂へ向かいます。
素晴らしい景色を後にして向かった先がこちら!
・・・・・
山頂は木々に囲まれていて周りを見渡すことが出来ませんでした。
まぁ、本当の目的地はここではないし、、、はい。
ちなみに積雪時はこの標識が埋まってしまうくらい雪が積もるらしいです。
積雪期も来てみたいなぁ。
中門岳を目指す
ここからが真の目的地、中門岳に向かいます。
見えました、僕が歩きたかった道!爽やかできれいな稜線です。開放感がたまりませんね。
傾斜もほぼ無く、散歩気分でぐんぐん奥へと向かいます。
その先に現れたのが今回の旅の目的、天空の湿地帯。
ここら一帯が中門岳の山頂とされているところです。
THE 山頂!というような頂は見当たらない、平坦なスタイルの山ですが、
これが湿原を有する山の特徴ですね。似たような山で有名なのは苗場山あたりでしょうか。
スノーボードではよく訪れますが、夏場はまだ行ったことがありません。
こちらは中門大池。この一帯にある大小さまざまな池塘の中では最大の大きさです。
澄み渡った夏の青空を、まるで鏡のように映し出しています。
もう少し早い時期(~8月頭)でしたら、池の脇にさまざまな高山植物の花が咲いて、さらに美しい光景を見せてくれるようです。
振り返るとお隣の燧ケ岳がよく見えます。
何もかも想像以上でうまく言葉にできません。
下山
美しい景色との別れを惜しみつつ帰路に着きます。12時頃の出発です。
帰り道で見事に足底筋膜炎が発症いたしまして、必死の思いで帰り道を進みました。
14:30過ぎ、無事に(?)滝沢登山口駐車場まで戻ってきました。
この時点でヘロヘロです。ということでそそくさと帰る準備をして温泉へ。
温泉
今回訪れた温泉はこちらの 木賊(とくさ)温泉 です。
川沿いにある素朴な混浴露天風呂です。発見され約1000年が経つといわれ、古くより“会津の隠れ湯”と呼ばれていたらしいです。sugoi!!
地元の方々が大切に管理している共同浴場でして、入浴料は200円~を入り口の赤い箱に入れます。お湯は地下水のような青みがかった色でとてもきれいです。足元から湧き出ているお湯は少々熱めの43度。ふわっと硫黄の香りが漂います。
ここ何がいいかって、周囲からは川のせせらぎしか聞こえず、とても静か。ゆっくりお湯に浸かって傷ついた体を癒します。
木賊温泉の詳細情報はこちらを参照ください。
最後に
今回は僕のお気に入りの山について、昔の記憶を引っ張り出しつつ紹介させてもらいました。写真でも十分きれいな風景かと思っているんですが、実際に自分の目で見るのとはやはり違います。ぜひ皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。普段では味わえない世界観に入り込めること間違いなしです。今年はまた花の咲く時期に行ってみたいなーと思っていますので、そのときは最新情報をお届けできればと思います。
ではまた。
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