VA-11 Hall-A 一日を変え、一生を変えるカクテルを!

あぁ、人生とはなんとも疲れるものだろうか! 大きな直方体の棺桶に乗り、来る日も来る日も労働するための死地へと向かう。定刻に1分でも間に合わなければ報酬の明細からざっくりと大きく数字が引かれるが、仕事の足が2、3時間でたとしても、雀が泣いた程度の声がチュンと聞こえるのみ。それでも毎日毎日、最低でも日を三等分するほどは、体を蒸気機関のようにせかせかと動かし、脳に電気信号を通わせなければならない。燃料が切れると、7~11時という古代語で呼ばれているが実質24時間営業の店におもむき、ロボットが作ったカクついた炭水化物を食う。一緒に買った透明なボトルには濁った茶色の液体。そいつでグビッと喉をうるわせては、体を潤滑させまた蒸気を目から耳から吐き出していく。そんな日々を人生の7分の5ほど続けなければならないのが、今日におけるだいたいの皆々様の人間活動ではなかろうか。そしてそんな閉塞感に満ちた心を体を解き放つため、C2H5OHの化学記号に頼る人も多いのもまた事実。……てなわけで前置きが長くなっちまいましたが、今日紹介するゲームはぁぁぁこれ↓だッ!

……ンジャガ!! 『VA-11 Hall-A』です! 前回記事『NieR:Automata』に続いてまたまた読めねータイトルだよ!!
NieR:Automata 滅びた世界で人造の命は何を思う 検索もしにくいよ!! しかたないしかたない、ゲーム作ってる人なんて大抵何かしらの厨二病だからこーゆうタイトルつけちゃうの!! 理解ったら先ランチ行ってて! という謎のフォローをいれつつもこちらのゲームの読み方は、『VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)』といいます。おい冗談だろ? タイピングするのが面倒くささ120%なので以下、カタカナで表記していきますね。

そんな『ヴァルハラ』のゲームのジャンルはですね、えーと公式によると『サイバーパンクバーテンダーアドベンチャーゲーム』らしいですね。……しかたないしかたない! 何かしらのアレだから! 要するに、サイバーパンクな世界観の中、バーテンダーとなってお客にカクテルをふるまっていくのがこちらの『ヴァルハラ』というゲームの全てでごんす!! ベネズエラに拠点を置くSukeban Gamesというたった2人組のチームが制作し、2016年にはSteamでダウンロード開始! 翌年には日本語版も作られ、今年2019年5月末には日本のPS4NINTENDO SWITCHでも遊べるようになりました~! ありがと~スケバンゲームス~!! でどんな雰囲気のゲームかっつったらこれ!↓


や、もうワイが喋るより動画の方がわかりやすいでっしゃろ。決して手抜きではないんです。youtubeの動画linkを挿入できる機能をこれ見よがしに使いたいだけなんや!! んで、ゲームの話。まず見た目からして不思議な世界観ざんしょ。さすがサイバーパンク自称するだけある~。作者の方々も日本の押井守攻殻機動隊から影響を受けたと言っているほど。時は207X年グリッチシティという架空のSF都市が舞台となっておるらしいですよ。ゲーム中、ネオサンフランシスコネオティファナ、等の都市名がわりと近隣っぽい表現としてでてくるのでアメリカ大陸のどっかっすかね。で、そんなグリッチシティの片隅にある『ヴァルハラ』というバーで、次から次へとやってくるお客達の話を聞き、お酒を注文されたらお酒をつくっていくだけのゲームです。ほんと、これだけ。ただそれだけなんだけど、不思議とゲームの世界没頭してしまうんですよ。そりゃ記事の冒頭もあんな世界観になってしまうんですよ!!

やってくるのはケレン味あふれるばかり! 殺し屋から、ユーチューバーアンドロイド(この世界ではリリムと呼ばれる)のアイドルやから脳みそまで。色んな人々(?)が店にやってきては様々な注文をしてくるので、画像右のカクテルインターフェースで、5つの種類の液体を混ぜ合わせて客に合わせたお酒を作っていきます。……と説明するとちょっと難しそうですが、何をどう混ぜ合わせたらいいのかいつでもカクテルレシピ検索できるのでご安心を。最初は操作が独特で難しいと感じましたが、慣れるとビール1杯くらいサクサク作れるようになりました。

とここまで言っちゃうと、客の注文に合わせてカクテルレシピを調べて作るだけ? 何も考えることないのでは? と思うかもしれませんがところがどっこい、一筋縄ではいきません!!

なんか軽めのもの~、男らしいもの~、というふわっとした注文もあれば、ビールをLサイズで、という注文もあったり(すべてのレシピを2倍にするとLサイズになる)、悲しみのあまり強めの酒を注文してくるお客に対してそれをつっぱね、いつも飲んでいるメニューを差し出したり、いかにも未成年な客に対してはアルコール成分だけを抜いて提供したりと、お客にとって何が1番よいかを考えながらカクテルを作っていかねばならぬのです。そう、試されているんです、我々のホスピタリティが!!

酒を作っては客の話を聞く。また酒を作っては話を聞く。ほんと、酒作る以外はず~~~~~~~~~~~っとお客の話を聞くだけ! そんなゲーム! 客っていうかなんなら主人公も喋る喋る。主人公にするにはいささかキャラが濃いジルという女性を操ることになるのですが、こいつが客と同じ…… いやそれ以上に喋りまくるのでこいつの話も聞かなきゃいけない!! なんなんだよおめーはよ!! 最初はほんと面くらいましたがすぐ慣れました。で、本当さっきから貼っつけてる画像をご覧になればわかるように、場面もほぼバー! バーと自宅で完結してるんです!! そう、この作品のすごいところは描写がほぼ室内しかないのにきちんとSFしてるとこなんですよおっかさん!! おそらくバーの外のグリッティシティでは日々、銃撃戦が起きたり、改造人間による銀行立てこもり事件が起きていたり、人体に埋め込まれたナノマシンが暴走していたりしてるんですよ!! そんな情報が外から聞こえる音主人公の携帯で見れるネットニュースお客さんとの会話などから伝聞的に知ることができるんです!! ここのやり方が超絶うまい~! さも自分が本当にサイバーパンクな世界にいるように錯覚してしまう~!!(↓は自宅画面

で、ゲームについてはもう本当上記で説明したことがほぼ全てなので、他は特にまー語ることもないんですが、さすが舞台が207X年なだけはありますね。セクシャリティにとても寛容というか、LGBTがとっても普通に存在しているんですよ。女の客が、「私の元カノの今の彼氏が~」とか、男の客が「いや、俺は女には興味ないんで」とか、「私の性対象は生身が40%以上残ってる人かな~」とか言ったりしてます。もちろんストレートもいますしバイセクシャルもいますし、主人公自身も…… おっとゲフンゲフン! 普通に趣味の話するレベルでセクシャリティの話をしてるので、わーいい世界やな~ってホッコリ思いました。作者の趣味なのかちょっと百合ネタ多いけどね!! 下ネタも!! まぁ酒の席なのでしょうがないか!!

そんな素敵な世界観のゲーム、『ヴァルハラ』を作ってくだすった~Sukeban Gamesが~、来年2020年にリリースしようと現在新作を鋭意制作中らしいですぞ~! その名も…… 『N1RV Ann-A』!! ふぅー…… ここまで読んでくだすった勘のいい読者の皆様ならもうわかったでしょうが、読み方は『ニルヴァーナ』です。厨二力が磨かれたね!(ヤッタネ!)


げぇぇぇ、『ヴァルハラ』よりキャラがめっちゃ動いてるぅぅぅ! 楽しみだ!! しかしSukeban Gamesのお2人が住んでいるベネズエラ、今ね、国自体大変なことになってるらしく、本当、ゲーム作ってるどころじゃないらしいんです…… インフラの整備がしっかりしておらず、発電所で火災が起き、大規模な停電が継続して発生していたり、断水のため数百万人もの市民が水道水のない生活を強いられていたり…… そんな環境でゲーム作ろうって思う……?(俺は思わない!!) もうね、我々とはゲーム作りに対するハングリー精神が違う…… 尊敬スルッ!! まずね、ベネズエラの人達が無事に生活できるようになって、かつSukeban Gamesさんがいい環境で、おもしろいものを作るのに没頭できるようになってくれたら、本当嬉しっすね。日本のかたわらで祈ってます。そんなベネズエラを応援する意味でも、みんな『ヴァルハラ』をやろう!!

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