UndertaleにおけるLGBT表現

『UNDERTALE』、という一風変わったゲームを知っていますか?
ネットやSNSを活用して今この文字を読んでいる人であれば、
このゲームタイトルを何度か目にした方も多いのではないでしょうか……
というか、この記事読んでる時点でおそらく『UNDERTALE』のこと
もはや結構知ってるんじゃないですか。なんなら僕より詳しいんじゃないかと。
でないとね、出来たばっかりのこんな辺鄙なブログに辿り着かないっていうか。
むしろ、このような文章に通信量使わせてしまって申し訳ない気持ちとかね。
色々あるんですけど、お読みいただいてるあなた様の携帯プランの通信量が
他のひとより大きいことを想定してもうあんまり考えないようにします。
むしろいやいや今さらアンテについて語られたって(ファンの間ではアンテと略されます)
こちとら既にめちゃめちゃ考察しとるわ! すでに一周回って新しいから読んでやるわ!
みたいな方々も大勢いるでしょうが、まぁここは寛容な心で
暇つぶしとでも思いながら読んでいただければ光栄です。
いずれにせよ足を止めていただいてありがとうございます過ぎる案件なんですね。



2015年にPCユーザーに向けて発売されたこの『UNDERTALE』というこのゲーム。
キャラクターデザイン以外の全てを、作者であるToby Foxs氏が1人で作り上げているという代物で、
ゲーム制作の経験がある人から見れば、度肝を抜かれる完成度!
その内容の素晴らしさゆえ、今ではPlayStation 4やNintendo Switchでも購入できるようになりました!
プレイされてる方ならご存知な知識でしょうが、わからない方もいると思うので
その良さについて、ちょいとネタバレ無しで簡単に説明をさせていただきますよ!

おやおや今、身構えた方!! わかりますよ。でもご安心ください!
ネタバレ、筆者もね、ものっそい嫌い派なんで~
こういうのは本当、スレッスレ大丈夫な感じで情報を取捨選択しようと思ってるんで!!
それでもね、細心の注意を払うつもりではあるんですが、もし、もしかすると、
拙者のバレの刃で傷ついてしまったら、マジでごめんなさいするしかないんで
あ、私敏感肌なんで、剃刀でも負けます~っていう血の気の多い方は
そっと自己判断でブラウザの戻るボタンから退避してください~^^;

という、ひと昔前のホームページ的なノリを感じていただけたところでゲームの話題に……
『UNDERTALE』の物語は、モンスターの世界に入り込んでしまったニンゲン(主人公)が、
もといた世界を戻るため、出口を求めて冒険するといったストーリーです。
絵柄はファミコン時代のドットのようなシンプルなものですが、
出会うキャラクターが個性的かつ魅力的。ドット絵なのに生き生きとして見えます。
音楽も昔懐かしの8bitサウンドのようなテイストで、
一周回って懐かしいテイストのゲームやりてえよ層にもグサリグサリとブッ刺さっています。


ジャンルはRPG(ロールプレイングゲーム)。
RPGといえば一般的に、色々なモンスターを倒して経験値を得ることにより、
主人公や仲間のレベルを上げることで強くし、
強大なラスボスを倒すといった目的のものですね。
しかし『UNDERTALE』は、RPGの常識を覆した…… いや、
例えるならカウンターパンチを食らわせたかのような
特徴的なゲームシステムが…… えーと、なんか…… そう!
ゲームシステムが特徴的になっているのです!!

1981年に発売したApple II用RPG、『Wizardry(ウィザードリィ)』を
コンピューターゲームRPGの走りとするのであれば
約40年の歴史がある分野ですので、『UNDERTALE』以外にも
やっぱりね~、個性的なものは色々あるでやんすよ。
敵であるモンスターを捕まえて仲間にする『ポケットモンスター』や
老いて死ぬ前に子供を作り、強さを紡いでく『俺の屍を越えていけ』なんかも、
おもしろいシステムですし、『マリオRPG』なんかもね、
戦闘中にタイミングゲーになるといった独特の要素があって……
あ、とにかく! 十人十色な個性あふれるRPG界の中で比較しても、
なお異端なのが『UNDERTALE』! ってことが言いたかったんですねー。
極端なこというと、RPGを根本から否定してるようなレベルでひねっくれてる!!(最高!)

「In this RPG, you don’t have to kill anyone.(このゲームでは誰も殺さなくたっていい)」
この一文は『UNDERTALE』の公式サイトに書かれているものなんすけども、
その言葉通り、プレイヤーはモンスターと遭遇しても、
彼らを「逃がす」ことで戦闘を終えることができるんですねー。
そう聞くと、あらちょっと簡単すぎるんじゃありませんの?
なーんてね、皆さんの心の中のPTAがモンペ化かもしれませんが、
彼らの戦意をきちんと喪失させてあげないとモンスターは逃がせません!
そのくせね、どうやって戦う意志を削いでやろうかこちらが考えてる間でも、
敵はモンスターなのでひっきりなしに攻撃してきます。なので……
①くりだされる敵の攻撃をを回避しつつ!
②かつ自分は敵を殺さず!!
③どうすれば相手の戦意を喪失させることができるか試行錯誤する!!!!!!
こういう戦闘フローなので、普通に敵を倒すよりも難しいんですね。


かつ敵を逃がす(殺さない)、いわゆる不殺プレイをすると
主人公は経験値ももらえずレベルも上がらないので、ずっと弱いまま。
HP(ヒットポイント)もずっと20しかない。
『ドラクエ』世界だったら、平凡な薬草で最大値以上に回復できる数値だし、
『グラブル』世界だったら通常攻撃で数千回分死ねますわ。
ただ、それでも頑張ったらクリアできちゃうのが『UNDERTALE』なんですねー。

もちろん、「殺さなくてもよい」なので、「殺してもよい」です。
武器を手に入れて防具をそろえてレベルをあげて……
フツーに物語を進めることもできるので、いわゆる一般的なRPGとしても楽しめます!
ただ、あんまり詳しくは言わないですが、初見の方は
まずモンスターを1匹たりとも殺さないで進めることをオススメしますよ。


筆者も昨年2018年このゲームに魅せられた1人。ただデビューは遅い方で、
出会いは『UNDERTALE』のNINTENDO SWICH版が発売された秋頃でした。
その頃ちょうど自分は長期休暇中だったのですが、せっかく時間がたっぷりあるので
アニメやゲームなど、色々なエンタメコンテンツの中で、
評価は高いけど自分がまだ触わってこなかったものに触れてみよ~といった試みをしている最中でした。
当時は、昔のアニメから最新の動画サービスのおもしろコンテンツ、漁りまくり!
今さら『AKIRA』を観て、おいおい主人公アキラじゃなのかよ…… と愕然としたり、
『AKIRA』にでてくる顔色の悪い少女のモノマネで「アキラくーん」と言うのが
個人的に流行ったりして周囲に今さらかよ感をおすそ分けしたりしていました。
いや、AKIRAばっかりかよ! って思うでしょうが違います!!
本当はもっとなんか色々エンタメしてたんですけどやべーAKIRAしか記憶にないな……
あ、違う。『UNDERTALE』もその一環のひとつでしたわ!

その日は雨で、ちょうど友達の家で留守番をしていました……
はー友達が歯医者に行ってる間、何してようかね~とヒマぶっこいてたんですが、
突然、何の脈絡もなく『UNDERTALE』のことを思い出したのです!!
以前からその…… タイトルくらいはね、知っていたのですよ。
おもしろいよ~みたいな話も聞いてた聞いてた。知ってた。
でも当時、自分パソコンを持っていなくてですね~。かつガッツリしたRPGを
PlayStation 4でガッツリする気にもなれなかったので触れる機会がなかったんですよ。
その『UNDERTALE』ちゃんがですね! つい先日NINTENDO SWITCHで発売されたという
おぼろげな記憶が何故か! 偶然! 脳内に湧いてでたのです! まさに運命的な出会い!
……とかではなく多分、Twitterかなんかでサブリミナルな感じで思い出したんだと思いますが。
ぬーん、出先でも気軽にできそうだしちょっとやってみるか~!
と衝動買いしたのがきっかけです。やー、本当ね。ダウンロード販売って便利!
雨の中家から出なくてもゲームが買えちゃう! イッツテクノロジー!

すごいゲームがある。UNDERTALEという名前。殺さなくてもいいRPG。

それくらいのニワカな情報量で、ゲームを始めた自分は
プレイしてわずか10分で衝撃を受けることになったのですよ……

というのもですね。ゲーム序盤で、どうしても殺さずに回避する方法が見つからず、
仕方なく殺してしまったモンスターがいたんですよ。
でも、やっぱり何かあるはずだ!と思い、ゲームをリセットしたんですね~。
2回目はどうにかこうにかそのモンスターを殺さずに進めることができたので、
やっぱりな~! ヒュー自分のゲームの勘が恐ろしいで~!!とか
調子ぶっこいてシナリオを進めてたら、ゲームのキャラクターが突然こんなこと言うんですよ。

「さっきアイツを殺したこと、なかったことにしただろ?」

記憶がね、ふんわりしてるので原文そのままじゃないんですけど、
もう、本当。ビックリして。え、ナニコレただのゲームじゃない……!?
とかいう、よくある謎のゲームに参加させられた一般人みたいな台詞を脳内で言ってました。
いやー、普通電源切ったら記憶がまっさらになるはずですやーん?
ワイ、モンスター殺したこと、セーブしてないはずですやーん?
なのにゲームをリセットしたことをゲームのキャラに知られてる。
ゲームの外の現実にまで干渉されてる感がすごくって!
そんなことされた日にゃもう脳汁でまくり。『UNDERTALE』の虜ですよね……
以降は無我夢中でNINTENDO SWITCHに前のめりでのめりこんでました。
それ以外にも、上記のようなプレイヤー心理をついた罠が
いたるところにね、ちりばめられるんですよ。
その度、驚いたり、くそーやられた~って思ったり、クスリと笑ったり、
もうね、作者であるTOBBYの手の上で転がされてる感が半端ないんですよ。
手の上でサンバ踊り狂ってるんですよ! もはや季節外れのリオのカーニバル!
いや、ブラジルは南半球なのでちょうどいいの? ……わからん!!
あ、僕仕事でゲーム作ってるんですけど1クリエイターとして
正直めちゃくちゃ嫉妬するレベルで。だってこのゲームおもしろいことに
全くコストを惜しんでないことが見るからにわかるんですもん。
会社でゲーム作ってたらこんなにイタズラ要素をもりこめないもの。



でね、そのくせね、カッコいいところや、しんみりさせるところは
本気で感情を揺さぶってくる。例えるなら
普段おちゃらけてる彼氏がヤンキーに絡まれた時に傷だらけになりながら
守ってくれるみたいな。実は空手三段だったみたいな。腹筋割れてたみたいな。
そりゃ婚姻届け、出しにいきますよね。エンゲージリングは給料3カ月分かな~とか考えながら……
あってか、もしや結構ネタをバレしてる? そんな感ありますか?
や、もうこの辺りで振り返ってもきっとどうしようもないんですけど。
でも本当、コアな部分絶対言ってないので、うん。大丈夫。
これくらいでは『UNDERTALE』のおもしろさは傷つけられないのでご安心くださいよ!!
僕ねー、これまで誰かに「1番好きなゲームは?」と聞かれたら、
FINAL FANTASYⅥ? いや、ヴァルキリープロファイル?
大神も好きだし…… というかそれぞれ違ったよさがあって1番なんて決められないよ~!><
とかいうなんちゃってクソ聖人みたいなこと言ってたんですが、
今は「や、UNDERTALEしかありえないっしょ」と
原宿でタピオカ食ってるギャルのように即答できるようになりました。
しかしなんでギャルってあんなにタピオカ好きなんですかね。自分もまぁ好きですけど。

そんなこんなで、シュャッ※っとクリアしちゃいました。(※光の速度をオノマトペ化したもの)
感想としては、ヤベー! ほんっ んっ これ…… すごい! マジ! すごすぎてつらみ……!
というように、IQが主人公のHPくらいの数値になるくらいの圧倒されっぷり。
もしね、部分的に記憶を失うことができる技術が、一般化されたら絶対
『UNDERTALE』関連の記憶をとってもう一回最初からやりたーいってほど!!
そしてそれを繰り返し俺は永遠に『UNDERTALE』をやり続ける……!! や、それはちょっと怖ぇや!!
……とにかくまぁそれくらいこのゲームは、
自分のゲーム観に強烈すぎる大きな爪痕を残していったんですよ……!!

と、ここまでは他のゲーム感想ブログや、
数あるインターネッツのゲームー紹介記事でさんざん言われてることだと思うんで
このブログ独自のやり口で『UNDERTALE』に切り込んでいこうかなと思います。
いやー、前置きが長かったですね~。
つい愛のままにわがままに文字を書き殴ってしまった……(しかしその顔にはさわやかな笑顔)

さーて! じゃあそろそろ本題いっときマッカ!ということで、
自分の中での『UNDERTALE』のここが好きだなぁという
たっくさんある要素の中の1つに、性別に垣根がない! ってポイントがあります。

で、でたーー『UndertaleにおけるLGBT表現』!! タイトル!!
もうここまでただ単にゲームについて語ってただけでもはや忘れてたわ
みたいな方もいたでしょう! ごめんなさい、自分も忘れてました!!
あやうくタイトル詐欺ブログになるとこでしたね。

記事内でも何度か言ってますが、主人公以外の登場人物はみんな"ニンゲン"ではなく、
町の住人からショップの店員まで全員"モンスター"です。
中には見た目がおどろおどろしかったりするので、
男なのか女なのかわからないヤツらもいっぱいいるのですが、性別が明言されてるやつもいます。
ってのも、もとは英語のゲームなので、テキスト内でもHe(彼)とかShe(彼女)とか言ってるんですね。
で、そんな世界で男性女性のモンスターカップルで、子供までいる家族もあれば、
「私、彼女のことが好きなの」と言ってる女性モンスターもいて、
主人公が男性と男性のカップル成立をお手伝いする場面なんやもあります。
しかもそれが、愛に性別は関係ないのさーラララー!みたいな
恩着せがましいなんちゃってスローガンのように存在するのではなく、
当たり前のことのようにサラっと描かれてるんです。

それがもうほんっと、安い居酒屋のカルピスサワーかよ!ってくらいサラっとしているので、
あーはいはいこの世界はそういうもんなのねー へー……
と普通に読み飛ばせるようなレベルなんですよ。マジでそんな感じ。うっすいんです。
本当なんで安い居酒屋のカルピスサワーってあんなにカルピス成分薄いんでしょうかね?
色はちゃんと白いのに。むしろアレどういう技術で白くしてんの??
まぁ話を戻しますと、この、とりたてて特別なことはないよ感が素晴らしいなと。塩梅が!

なので、『UNDERTALE』のモンスターだらけのトンチキな世界は、
世のLGBTのマイノリティな方々にとってはとても住みやすい、懐が深い世界なんでないかと思ったわけですよ!
誰が誰を好きになってもいいし、男キャラが突然萌えキャラになってもいい。ロボでもいい。
まさに、みんな違ってみんないいんですよ。山口県出身の詩人もそう言ってました!!
まぁそのくせ主人公はニンゲンだとバレたら殺されそうになるくらい差別されてる(恐れられてる)んですけども。
それはいいんです!! そういう設定だからよ!!


……と、そういえば主人公自身も、性別がどちらともとれるような外見をしておりましてね。
性別がどっちかという言及もないし、台詞も表情もないし。作中でも一切HeやSheで呼ばれないんですね。
このあたりからも、作者のどっちだっていーじゃん思想が垣間見れます。
プレイヤーが勝手に決めていいよーみたいな。そのおかげかどうかは知らんですが、
ファンがより二次創作とか自由に楽しんでるのかなーってところもあって。
色んな愛の形のキャッキャウフフ絵(マイルドな表現)があるのかなーと思ったり思わなかったり。
まぁ、そういった強者達は女キャラであろうがチ○ポ生やしたり男キャラ妊娠させたりしてるんで。
あってないようなものかもしれないですけど、なんかこういう
多様性が~的なこと書いてると記事っぽいんで書かせといてくださいよ。


はい、いかがでしたでしょうか。LGBT成分、本当数行でしたねー。
タイトルに釣られて来た方本当ごめんなさいね。
読み返してみるとただただ、好きなゲームについて語ってますよ。反省してます。

そもそものこの記事のきっかけが、LGBT的視点からゲーム記事を書いてほしい!という
ブログ編集長からのムチャブリ…… お達しにより書き始めたものなので、
しばらくはこういうふわ~っとした温度感で続けていこうと思いますが、
人気があればもっとお金がかけられるようになって、
堀井雄二とぱふぱふについてジェンダー的対談!! とかもできるようになるかもしれないので、
応援していただければ幸いです。

そしてそれよりも『UNDERTALE』やったことないけどこれ読んだら興味でてきた!
みたいな人が1人でもいたらお兄さん嬉しいですよ。アラサーだけど。

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