「こんなのですって。。。?あなたは、家のクローゼットからその冴えないブルーのセーターを選んだ。しかし、知らないでしょうけど、それはブルーじゃないの。ターコイズでもラピスでもない、セルリアンよ。そのセルリアンは8人のデザイナーのコレクションに登場してからブームになった。そして、そのトレンドはデパート、安いカジュアルにも反映され、あなたがバーゲンで買った。このブルーは巨大市場と無数の労働者の象徴よ。滑稽ね。。。ファッションとは無関係とあなたが思っているそのセーターは、こんなのの山から私たちが選んだのよ。」
「もういいわ。」
「アンディ、いいかい?君は努力してない。ただ愚痴を並べてるだけだ。」
「じゃぁ辞めてしまえぃ!代わりは五分でみつかる。」
みなさん、こんにちは。
今年の梅雨は本当に長い!!どうかしてるぜ!!と思わせるような悪天候の連続。。。日本各地で雨を起因とする甚大な被害。。。昔行ったところがこんな姿に。。。と思うと辛さを覚えてしまいます。
皆さん、雨だから、梅雨だからと軽く思うことなく対策など万全を期してくださいね。
さて、上段のセリフ、馴染みのある方多いんじゃないですか?英語ではなく日本語で訳したものなんですが、お分かりになりました?
すごく刺激的な言葉が散りばめられている映画。
そう、「プラダを着た悪魔」です。
ミランダ・プリーストリーのセリフとナイジェルのセリフ、懐かしいですね。まだ観ていない方いたら、オススメなので是非観てみてくださいね♪
さぁ、今回は「プラダを着た悪魔」でボス役のミランダを演じた、メリル・ストリープとその部下のナイジェルを演じた、スタンリー・トゥッチが夫婦訳で共演した、
「ジュリーアンドジュリア」
のご紹介です。
「プラダを着た悪魔」とは一転してすごく仲の良い夫婦をこの2人が演じてるんですが、「プラダを着た悪魔」の印象が強い私からするとそれがよぎるせいか、観ていてなんか面白い。
役者さんって改めてすごいなぁ
って思いました。
さて、この物語なんですが、時代を超えて2軸でストーリーが構成されているんです。
一つは第二次大戦から5年くらい経った時代。
夫の仕事の都合でフランスに住むことになったアメリカ人夫婦。メリル・ストリープが演じるジュリーは、フランスに若干の不安を覚えるものの、そこで出されるフランス料理にすっかりハマり、フランスのことが大好きになっていきます。それがきっかけで自分でもフランス料理作りたいの!何かしたいの!!と一心発起して、有名なフランス料理の学校「ル・コルドン・ブルー」に入学するのですが。。。というもの。
そしてもう一つのストーリーは現代。アメリカに住む若い夫婦の物語が軸に。
妻であり、公務員のジュリアは周りの友人たちが夢を叶え、大きな仕事をしていく様を見て自分でも何かやってみようと模索し始めます。昔は作家志望だったということもあり、現代の書物と言いましょうか、ブログをやっていくことを決意。そのブログの内容はと言うと、彼女の好きだったフランス料理の人気料理家のジュリーが作ったフランス料理の本の540のレシピを1年間で再現していくというもの。
この2人のストーリーが世代を超えて次第に糸を織り成していくかのようなサマは観ていて浪漫というか心があったかくなっていくのを感じます。
さて、ジュリーがフランスにいた当時のフランス料理界は、
「フランス人こそ唯一絶対!!ジャンク大好きアメリカ人ごときに何がわかる?」
と思われていたんであろう世界観にジュリーの悪戦苦闘ぶりがヒシヒシと伝わってきます。実際に彼女は玉ねぎすらうまく切れない。そんな彼女がいかにしてフランス料理に更にハマり、研究し、540ものレシピを掲載したフランス料理本を出すまでに至るかは観覧する者からすると応援せずにはいられない。
それも、悲壮感を持った応援みたいなものではなく、彼女のユニークで天真爛漫な性格のせいか、彼女の頑張る姿を通して
「ジュリー、またやらかしちゃてるw」
「ジュリーはそーゆーとこあるからねー^_^」
「辛いことあるけどケ・セラ・セラ♪」
みたいに、まるでかわいいオテンバな子をにこやかにみつめるかのような、そんな感情を抱かせてくれます。
また、この夫婦の仲がとても仲睦まじくてハートウォーミング。観ていてニコニコしてしまうのは私だけでしょうか?
さて、かたやそのレシピの再現に命をかけ始める現代に生きるジュリア。夫との生活も順風満帆なのですが、若いせいもあって夫は次第にそのレシピと、ブログにさらされてしまう2人の生活の有様に嫉妬やストレスを溜めていきます。んー!わかる!若い頃ってそうだよなぁw
皆さんも経験ありそう!
(ちょっと脱線しますが、ジュリアの友人の1人にしかめっ面がとても似合う人が出てくるんですが、、、何を隠そう、24でクロエ・オブライエンを演じていた方でした!んー懐かしい!昔はよくハマって徹夜で一気見したりしていましたw)
まぁそんなこんなでですね、現代に生きるジュリアもジュリー同様?、困難にぶつかりながらも、大好きなジュリーのレシピを悪戦苦闘しながらも再現していきます。
やはり料理がメインということもあってか、映画に出てくる料理の数々がまたとても美味しそうに映るんです!!
「んー!食べてみたい!!」
そう思わせてくれるフランス料理が沢山出てきますのでそこもチェックしてみてください。
2人が織り成していく別々のストーリーはとても面白く、時代は違えども、時代を超えた2人に似ている部分を感じることができ、対比しながら観ていくことができます。直接的には関係がない2つのストーリーなのになかなかどうして全く飽きが来ません。
ネタバレするわけにいかないのであまり詳しくは言えませんが、この映画のキモはやはりラストシーンではないでしょうか。
あの時代、苦心しながらやっとのことでフランス料理の本を出したジュリー。
そのフランス料理の本を元に自分を表現していくジュリア。
ラストの部分で2人が間接的に接点を持つことができたのですが。。。
この部分がまさにこの映画のいいところではないでしょうか。というか、大きく意見が分かれるところだと思います。私はとても良い印象を持ちましたが、果たして他の皆さんはどう思うことやら。
そしてエンドロール。創作物語と思っていましたが、
ラ・ラ・ランド!!
ではなく、
ナ・ナ・ナント!!
実話を基にしたストーリーだということで更に胸が熱くなりました。皆さんにも是非観ていただいて最後のシーンの感想を聞いてみたいなー。
そしてもう一つ、ブログを書いてる身からしてもこの映画はとても勉強させられることばかりで、すぐに影響されがちなshikue。。。
今度は何か料理の動画でも撮ってみようかなと思わせてくれました。。。
本当にやるの?
それは、、、いずれわかりますよ^_^
果たしてどうなることやら。
とりあえず、「ル・コルドン・ブルー」に通ってからかなw??
最後にこの映画をまたまた4つの視点で評価して終わりにしようと思います。
ストーリー☆☆☆☆☆
映像☆☆☆
料理したくなる度☆☆☆☆☆
音楽☆☆☆
✈編集後記✈
今日は何食べようかな♪
いや、今日は何を作ろうかな♪
そしていつか
ボナペティ♪
なんて言ってみたい!
そう思わせてくれる映画でした。しかも、実話を元にしてるなんて本当に浪漫を感じずにはいられません。
さて、そんなジュリーが編纂したフランス料理の本の題名気になりませんか?
気になるよねー!!
ということでご紹介。
その名は
『Mastering the Art of French Cooking』
彼女の情熱と人生が詰まったこの一冊の本。
その中には彼女の知恵と研鑽と思いやりが詰まっています。その情熱やストーリーは永遠に語り継がれることでしょう。
以上、sister.shikueでした。
コメントを残す